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ボディーワーカー と 霊性

日本でも最近「ボディーワーカー」や「セラピスト」という言葉を聞きます。
でも、私がBoulderで感じてきた「Body Worker」や「Therapist」という意味合いとは、
違っている部分が多いように感じることが増えてきています。

何が?何処が?

・・・と、私なりに考えてみたのですが・・・・・

日本で使われている「ボディーワーカー」という言葉は、「国家資格を有しない
身体に関わる仕事」という意味合いで通用しているように感じられるのです。
「セラピスト」も似通った使われ方をしているように思います。

かといって、私も英語と日本語における厳密なその定義を知っているわけでは
ありません。

ただ少なくとも、Boulderの研修で強く感じた事は・・・・
therapistは、個人対個人としてクライアントの人生に一貫して関わる存在であること。
body workerは、body,mind,spiritの存在を知っていること。・・・です。

もともと、アメリカで始まったbody workerへの動きは、
唯物的・還元主義の20世紀医学に対抗して、
1970年ごろから霊存在を含めた人間を扱おうとする
Holism「人間復活」への運動だと聞いています。

Ida Rolfもそれより早く、真摯な医学的探究心から多くの異教徒的知識を学び、
(キリスト教徒からみた異教徒。仏教やアメリカ・インディアンのシャーマニズム他、
当時は”訳の分からない奇行”と見えるようなこと・・・・だったそうです。)
「真実」により近づこうとしたのだと、多くの先輩方の言から感じ取ります。

そして、最終的に「東洋の智恵」に多くのインスピレーションを得ていることでしょう。

なぜなら、「東洋の智恵」には「霊性」が本質的に存在するからです。

私がRolf Instituteを卒業する時、日本への帰国後「師」のいない不安から
『日本に帰国してから、rolferとして何に心がければよいのでしょう?』と、
私の「師」となる先生方に順に尋ねました。

様々な表現の違いはあっても、かえってきたその答えは
『自分(本質)に繋がりなさい』『自分を磨きなさい』・・・・というもの。

そして、その方法として多くの先生方が「東洋」との接点を求めて、
武道や瞑想・宗教的自己練成を続けている事です。
ある意味、私達日本人より、より「日本的・東洋的」な人格者が多いように感じます。

すくなくとも、日本という風土はまだまだその隅々に「霊性」を宿しています。
それは、未だ日本人の多くが心のどこかで「霊性」を信じているからに他ならないでしょう。

経済大国であり、科学立国であると同時に、霊性に満ちる国。
わたしたちの誇り・・・・その日本で、ボディーワーカーが霊性を見失いませんように。
by rolferK | 2007-04-19 01:01 | スピリチュアル

主婦からRolferとして人生再建して18年経過。からだのこと・・そして、マイペースに思いつくまま・・。


by rolferK
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