2010年 02月 21日
子供の寝不足・子供の夜更かし
MSNニュースに、「子供の睡眠不足」を危惧する記事がのっていました。
*******以下、抜粋*****
子供の睡眠に詳しい、東京ベイ・浦安市川医療センターの神山(こうやま)潤センター長(小児神経科医)は「日本の子供の寝不足は国際的に見ても際立っている」と懸念する。
神山センター長は「夜型の生活が悪いというデータは多く出ているが、その理由はまだ十分解明されていない」と説明。そのうえで、まず人間の体のリズムをつかさどる「生体時計」への影響を指摘する。
******************
確かに・・・・この傾向が際立ってきたのは、昨日や今日ではないはずです。
勿論(私のように・・・)「夜更かし」が、個人的背景によって習慣化している子供もいるでしょう。
けれど、本当の理由は「公立学校」そのものにあるのだと思っています。
まだ私が子供だったころ・・・もっと的確にいえば、私が中学生になった頃、
公立高校受験の”学校群制”が施行されるまでは、
私学より公立学校のほうが人気が高かった!!のです。
公立学校の先生方は、そのことに”誇り”と”使命感”を感じておられたと
子供心に感じ取っていました。
ですから、この頃の「塾」は、特別な受験生か、日常学習の補修的立場でした。
学校群制”が実施されたことで、”希望校”への受験ができなくなった
公立中学生たちが一斉に”私学”を目指しました。
公立高校の受験に”日常点”(内申書)として、中学校の評価が基盤になったため、
学期テストの平均点の高い学校の生徒は、相対評価の結果”内申書”が格段に低くなりました。
”もっと程度の低い学校”に転校すれば、オール5をとれそうな子供たちも
評価3を4にすることがとても難しいほどだったのです。
結果、学習程度の高い公立中学ほど”希望校”への受験が困難になり、
そうした”優秀な生徒”達が、一斉に”私学受験”に走りました。
これは”必要のない”競争意識の温床になったと考えています。
本当にわずか1~2年で、”私学受験”は公然の目標になりました。
受験を罪悪視しているのでは有りません。
無用な”受験熱”の結果を心配します。
その後、学校群制は消滅したものの、”公立学校”への信頼は
薄らいだままです。
塾で学んで、学校では”初めて知ったフリ”をする・・・・
塾で学んでいるから、テストが解ける・・・・・
塾に行くから、学校は”眠い”・・・・・
子供達の健康や 家庭の経済的負担を心配するなら、
公立学校の教育レベルの弱体化による
ダブル・スクールの実態こそ、本当は一番に解決するべき問題です。
「向山先生」のような優れた先生個人の努力活動があっても、
公立学校そのものへの改革には、国家的な方策がなければ
子供達の未来が本当に、とても、もったいない!!
私も母親として子供の受験に関わりながら、様々を経験し、また見聞きしました。
21世紀になってからもう10年・・・そろそろ、本気で公立学校のことを語っても
良いのではないでしょうか?
私の子供たちも、すでに四半世紀を生きています。
孫には、のびのびと素直に学んで欲しいものです。
*******以下、抜粋*****
子供の睡眠に詳しい、東京ベイ・浦安市川医療センターの神山(こうやま)潤センター長(小児神経科医)は「日本の子供の寝不足は国際的に見ても際立っている」と懸念する。
神山センター長は「夜型の生活が悪いというデータは多く出ているが、その理由はまだ十分解明されていない」と説明。そのうえで、まず人間の体のリズムをつかさどる「生体時計」への影響を指摘する。
******************
確かに・・・・この傾向が際立ってきたのは、昨日や今日ではないはずです。
勿論(私のように・・・)「夜更かし」が、個人的背景によって習慣化している子供もいるでしょう。
けれど、本当の理由は「公立学校」そのものにあるのだと思っています。
まだ私が子供だったころ・・・もっと的確にいえば、私が中学生になった頃、
公立高校受験の”学校群制”が施行されるまでは、
私学より公立学校のほうが人気が高かった!!のです。
公立学校の先生方は、そのことに”誇り”と”使命感”を感じておられたと
子供心に感じ取っていました。
ですから、この頃の「塾」は、特別な受験生か、日常学習の補修的立場でした。
学校群制”が実施されたことで、”希望校”への受験ができなくなった
公立中学生たちが一斉に”私学”を目指しました。
公立高校の受験に”日常点”(内申書)として、中学校の評価が基盤になったため、
学期テストの平均点の高い学校の生徒は、相対評価の結果”内申書”が格段に低くなりました。
”もっと程度の低い学校”に転校すれば、オール5をとれそうな子供たちも
評価3を4にすることがとても難しいほどだったのです。
結果、学習程度の高い公立中学ほど”希望校”への受験が困難になり、
そうした”優秀な生徒”達が、一斉に”私学受験”に走りました。
これは”必要のない”競争意識の温床になったと考えています。
本当にわずか1~2年で、”私学受験”は公然の目標になりました。
受験を罪悪視しているのでは有りません。
無用な”受験熱”の結果を心配します。
その後、学校群制は消滅したものの、”公立学校”への信頼は
薄らいだままです。
塾で学んで、学校では”初めて知ったフリ”をする・・・・
塾で学んでいるから、テストが解ける・・・・・
塾に行くから、学校は”眠い”・・・・・
子供達の健康や 家庭の経済的負担を心配するなら、
公立学校の教育レベルの弱体化による
ダブル・スクールの実態こそ、本当は一番に解決するべき問題です。
「向山先生」のような優れた先生個人の努力活動があっても、
公立学校そのものへの改革には、国家的な方策がなければ
子供達の未来が本当に、とても、もったいない!!
私も母親として子供の受験に関わりながら、様々を経験し、また見聞きしました。
21世紀になってからもう10年・・・そろそろ、本気で公立学校のことを語っても
良いのではないでしょうか?
私の子供たちも、すでに四半世紀を生きています。
孫には、のびのびと素直に学んで欲しいものです。
by rolferK
| 2010-02-21 23:48
| 健康関連