思いつくまま・・Rolfer日記

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主婦からRolferとして人生再建して12年経過。ロルフィング・ムーブメント・健康・・そして、マイペースに思いつくまま・・。

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浴衣は後ろ!

土曜の梅田は、オヤ?と思うほど「浴衣姿」の若い男女がいた。

なにかどこかのお祭りなのかしら・・?それとも、ファションとしての楽しみなのかしら・・・?

なにはともあれ、なかなかに好ましい傾向だと思っている。


ところが、梅田にむかう地下鉄に乗り合わせた「キラキラ」の浴衣娘が、正直すっとんでいって

着付けのお直しをしたくなるくらい、不思議な様相だった。


ピンク系にコーディネイトされた浴衣姿は、そのまま一昔前のアイドル系の舞台衣装のように

「ブリッコ」でまとめられている。髪にはフワフワの羽飾り付のピンクのコサージュ、ネイルも

勿論念入りにピンク。金色の柄のついたピンクのレース付日傘を右手に持って、左には勿論

ピンク・フリフリのレースのバッグ。

ドアを入ってくるなりその華やかさに目がいったが、普通ならそこまでで「ファッションの自由」

好きで似合ってたらOKですんだにちがいない。


ところが、彼女がドアのガラスに向かって、地下鉄の暗がりに映る自分の姿を見つめつつ、

襟をさわったり髪をいじったりしている、その後姿が気になってしかたがない。


思わず駆け寄っていって「お直し、手伝いましょうか・・?」と声をかけたい衝動にかられた。


彼女の着こなしを前からみれば、なるほど「昔風の着付け」では考えられない「遊び心」が

あちこちに伺えた。似合ってさえいれば、それはそれでいい。

ところが、こと後ろ姿となると「どうしたの?」と訊きたいような様相なのだ。


浴衣の背が、まるで空気をはらんだ紙風船のようにふくらんでいる。その下に、本来なら

兵児帯が垂れるくらいの高さに「作り帯のお文庫」がだらしなくぶらさっがたように差し込ま

れていて、その帯の下にあるはずの「おはしょり」が前帯の下にわずかに見えるだけで、

後ろにはわずかばかりも残っていない。その代わり、お尻周りにシワシワの細かいギャザー

が寄っている。

よけいなお世話とはわかっていても、どうにも納得がいかない。


内心ハラハラしながらも、やがて前姿の点検が完了すれば、その次に後姿の点検になって

自ずと「恥ずかしい~」なんて、あわてて後ろのあちらこちらに手を回すに違いない・・と、

一人勝手に決め込んで彼女の姿を視野に感じながら、その時を待っていた。

ところが、ひととおりの前点検が完了すると、あきらかに満足げにクルリと向きをかえると、

そのままドアに背をもたれかけてメールかなにやらの点検が始まってしまった。


「オイオイ・・これからだろうが・・!」という私の視線に気づくわけがないが、それにしても

「貴方は前からしか自分の姿を見ないけど、周りにいる私らはあなたを360度でみてるのよ」

と、本当に申しあげたい思いが今日まで残ってしまった。


私とて着付けを習ったわけでもないから、綺麗に着付けられるわけではないのだが、それでも

一通りの抑えどころは知っていると思う。 この抑えどころさえ抑えれば、昔の着慣れた

ご婦人がたは、けっこうザックリと着物をお召しであったと記憶している。

まして浴衣はあくまで遊び着。「楽で楽しく」が当然だ。だけど・・・ねぇ。


襟足・襟のぬき具合・帯の形・おはしょりの始末・背縫いの線・裾からみせる踵の多少・・・

そんなちょっとの心遣いが、「浴衣」を涼やかに・色っぽくみせるもんだと思っている。

正直、その彼女だけじゃないけど、後姿がただの「ねまき」になってる姿を見ると、せっかく

頑張ってキメテルだけに「勿体無い!」の一語につきる。


これも、普段からのクセのもんだと思いますから、いかに普通のお嬢さんが「自分の後ろ」を

感じていないか・・ということでしょう。

ただ、「着物は後ろ」できめるもんだから、めっぽう目立っちゃうんでしょうね、きっとそうです。
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by rolferK | 2005-07-17 19:52 | 季節・ガーデニング