2005年 11月 03日
晩秋の香り~黄色のダツラ
家が見えてくる辻に向うと、きまって「深く・重く・甘い香り」が出迎えてくれます。
それは、少し「夜香木」の香りにも似て、どこか南方の異国の夜にまぎれ込んだような、
そんな気持ちになるのです。
その「黄色のダツラ」の木は、今は使われなくなった線路沿いの畑の隅に植えられています。
高さ2M・幅3M・奥行き2Mくらいの見事な木に、次々と黄色の花が咲き続けています。
金木犀が終わって、私の大好きな「ヒイラギ」の凛とした香りまでの間を こんな素敵な香りが満たしてくれるのですね。
そういえば、気の早い「ヒイラギ」が小さな白い花を付け始めています。
けれども、あの気高い香りが初冬の夜にただようまで、まだ少し待たなければいけません。