2006年 02月 02日
安保先生の「免疫」の本から~アトピー性皮膚炎のこと
「健康」というカテゴリを新設しました。
今までHPのロルファーズ・アイで取り上げていたような話題も含めて、少しフランクに「健康」
に関する情報をお伝えしていきたいと願っています。
まず一番が世界的な免疫学の研究者「安保 徹」先生の本から、ホンの少~~し「免疫」のお話です。
先生も最終的に、「健康で長生きをするためには、心の持ち方・考え方を変えよう」と提唱してくださっています。何故それが、「免疫」と関係があるかは先生の著書をご覧ください。
今日は、Rolfingでクライアントさんにご質問を受ける「アトピー性皮膚炎」に対する先生の考察や意見をまとめてみます。なにせ、「目から鱗」の情報満載ですので何からお伝えすべきか・・です。
まず、そもそも「アトピー性皮膚炎」をどう捉えるか・・?ですが、アトピー性皮膚炎の生じる仕組みは、人間のもっている「古い型の免疫による反応」なのだと解明してくれます。
胸腺などの「進化した免疫系」ではなく、白血球などの「古い型の免疫系」によって生じている
そうです。
さらに、自律神経が免疫系に深く関わっていることから、白血球のうち「リンパ球」(副交感神経優位)と「顆粒球」(交感神経優位)のバランスが保てなくなるような生活環境を継続させていることが、そもそもの原因だそうです。
●もともと子供はリンパ球優位の体質。だから、15~20歳になれば自然治癒するはずだが、近年はリンパ球過多の時代が長くなっている!
・・・え、ストレスフルな時代ではなかったのですか?と先生に聞きなおしたくなるのですが、
「貧しさからの脱却・食料が豊富・労働の軽減・家庭の過保護・運動不足」による「副交感
神経優位のリラックス状態が成人を過ぎても続いている」というのです。
●対処療法で弱いステロイド剤を使用することから「悪性アトピー性皮膚炎」が始まる!
●ステロイドの怖さを一番知らないのは「大病院の皮膚科の医師」!
・・・お~。理由は「大病院の医師は半年毎に交代するので、患者さんの長期的な変化を知ることがない。だから、安易にステロイド剤を処方する。」さらに、弱いステロイド剤は「薬害」が表面化するまでの時間が数年単位と長い。ので、その弊害が大きいといいます。
(ステロイドが開発・使用されて、一時その薬害の大きさに使用が控えられていたそうですがその当時活躍していた医師達がリタイヤしてしまっていて、薬害の情報を伝達できていなかったために・・という事実には驚きでした。)
●ステロイド使用停止によるリバウンド克服「カラダを温めれば脱却できる」!
●リバウンドは再発ではなく、「自らの力で治そうと努力している証」!
●ステロイド使用者は、交感神経が興奮状態になって 血流が悪く・体が冷え切っている!
●ステロイドをやめてリバウンドが現れたら、「未だ軽いうちですんだと思っていい」!
●炎症でかゆみが出るのは自然の摂理。痒いところを上手にかけば、血流がよくなって治りが早くなる!・・・副交感神経優位体質による「リンパ球」の過剰生産によって起こる「アトピー性皮膚炎」は一般的に「かゆみを抑える・冷やす・刺激しない」という方法を取りますが、先生は「対処療法・応急処置と根本的治療」の違いをしっかりと理解することを薦めながら、具体的方法として「体温の上昇・血流の増加」(入浴法・食事運動・自律神経のバランス改善)を提唱します。
●子供は免疫反応が強いので、全身が真っ赤になる。過剰に心配するより「うちの子は、感度がいいから、毒素を排泄する能力が高い」と自慢していい!
・・・アトピー性皮膚炎という大変な病気だと思ってしまう「お母さん方」に、先生は「たったそれだけの病気なのです。アレルゲン(免疫反応の原因物質)を体外に排出しようとする力が強いからこそ、症状もハデに現れてくる」と教えてくれます。なんて、心強いのでしょう。
上げたらキリがありませんが、免疫学が「分子や遺伝子の分析」を主体としてしまったために、実際の病気に対して適切なアドバイスを与えることが出来なくなってしまっていることに対
して、「カラダ全体を見渡す・統合する免疫学」を一般人にも分かりやすく語ってくれたことに、深く感謝しています。
先生のような活躍が広がってくださることを祈念して、一人でも多くの方が「健康の基本書」として、安保先生の著書に触れてくださることを願っています。
今までHPのロルファーズ・アイで取り上げていたような話題も含めて、少しフランクに「健康」
に関する情報をお伝えしていきたいと願っています。
まず一番が世界的な免疫学の研究者「安保 徹」先生の本から、ホンの少~~し「免疫」のお話です。
先生も最終的に、「健康で長生きをするためには、心の持ち方・考え方を変えよう」と提唱してくださっています。何故それが、「免疫」と関係があるかは先生の著書をご覧ください。
今日は、Rolfingでクライアントさんにご質問を受ける「アトピー性皮膚炎」に対する先生の考察や意見をまとめてみます。なにせ、「目から鱗」の情報満載ですので何からお伝えすべきか・・です。
まず、そもそも「アトピー性皮膚炎」をどう捉えるか・・?ですが、アトピー性皮膚炎の生じる仕組みは、人間のもっている「古い型の免疫による反応」なのだと解明してくれます。
胸腺などの「進化した免疫系」ではなく、白血球などの「古い型の免疫系」によって生じている
そうです。
さらに、自律神経が免疫系に深く関わっていることから、白血球のうち「リンパ球」(副交感神経優位)と「顆粒球」(交感神経優位)のバランスが保てなくなるような生活環境を継続させていることが、そもそもの原因だそうです。
●もともと子供はリンパ球優位の体質。だから、15~20歳になれば自然治癒するはずだが、近年はリンパ球過多の時代が長くなっている!
・・・え、ストレスフルな時代ではなかったのですか?と先生に聞きなおしたくなるのですが、
「貧しさからの脱却・食料が豊富・労働の軽減・家庭の過保護・運動不足」による「副交感
神経優位のリラックス状態が成人を過ぎても続いている」というのです。
●対処療法で弱いステロイド剤を使用することから「悪性アトピー性皮膚炎」が始まる!
●ステロイドの怖さを一番知らないのは「大病院の皮膚科の医師」!
・・・お~。理由は「大病院の医師は半年毎に交代するので、患者さんの長期的な変化を知ることがない。だから、安易にステロイド剤を処方する。」さらに、弱いステロイド剤は「薬害」が表面化するまでの時間が数年単位と長い。ので、その弊害が大きいといいます。
(ステロイドが開発・使用されて、一時その薬害の大きさに使用が控えられていたそうですがその当時活躍していた医師達がリタイヤしてしまっていて、薬害の情報を伝達できていなかったために・・という事実には驚きでした。)
●ステロイド使用停止によるリバウンド克服「カラダを温めれば脱却できる」!
●リバウンドは再発ではなく、「自らの力で治そうと努力している証」!
●ステロイド使用者は、交感神経が興奮状態になって 血流が悪く・体が冷え切っている!
●ステロイドをやめてリバウンドが現れたら、「未だ軽いうちですんだと思っていい」!
●炎症でかゆみが出るのは自然の摂理。痒いところを上手にかけば、血流がよくなって治りが早くなる!・・・副交感神経優位体質による「リンパ球」の過剰生産によって起こる「アトピー性皮膚炎」は一般的に「かゆみを抑える・冷やす・刺激しない」という方法を取りますが、先生は「対処療法・応急処置と根本的治療」の違いをしっかりと理解することを薦めながら、具体的方法として「体温の上昇・血流の増加」(入浴法・食事運動・自律神経のバランス改善)を提唱します。
●子供は免疫反応が強いので、全身が真っ赤になる。過剰に心配するより「うちの子は、感度がいいから、毒素を排泄する能力が高い」と自慢していい!
・・・アトピー性皮膚炎という大変な病気だと思ってしまう「お母さん方」に、先生は「たったそれだけの病気なのです。アレルゲン(免疫反応の原因物質)を体外に排出しようとする力が強いからこそ、症状もハデに現れてくる」と教えてくれます。なんて、心強いのでしょう。
上げたらキリがありませんが、免疫学が「分子や遺伝子の分析」を主体としてしまったために、実際の病気に対して適切なアドバイスを与えることが出来なくなってしまっていることに対
して、「カラダ全体を見渡す・統合する免疫学」を一般人にも分かりやすく語ってくれたことに、深く感謝しています。
先生のような活躍が広がってくださることを祈念して、一人でも多くの方が「健康の基本書」として、安保先生の著書に触れてくださることを願っています。
by rolferK
| 2006-02-02 03:38
| 健康関連