2006年 08月 01日
鎌倉の初夏~鶴が岡八幡宮
今回の東京出張で、yukiさんの鎌倉のご新居に宿泊先としてお世話になりました。
出勤前のちょっとした時間に、懐かしい八幡様の蓮池に行く事が出来ました。
満開の蓮池には未だ少し時期が早かったのですが、それでも朝日に漉ける蓮の美しさに触れることが出来ました。
大阪の町では見ることの少なくなった「アキアカネ」が、ツガイで蓮池の上を飛び交っていましたが、その赤の濃さに少し驚きました。
こんなにも、濃い赤をしていたのですね~。
少し蒼みを帯びた蓮の葉に、その赤いトンボのとまる姿は絵のようでした。
その蓮の根元を、池に住み着いた鴨が水草をすくいながらあちこちと忙しく動くたびに、
池の波紋が蓮の葉に揺れて、これはまた幻想的な空間でした。
その揺れる葉の中に、朝露の大きな水玉が右に左に「有機体のように」揺れ動くのです。
「お水が 踊ってる・・・!」
その声に振りかえると、おかあさんに連れられた5.6歳ほどの女の子が、
今私が見つめていた葉の上の水玉をジーっと見つめていました。
「ど~~れ?」とお母さんが
その子の目の先を見る頃には、すっかり「お水の踊り」は終わってしまっていましたが、
私とその子は本当に「お水が踊っていた」ことを知っていました。
それにしても、私が水玉の動きを「有機体の動き」と感じていたとき、少し離れていた
少女は「お水の踊り」として見つめていたのですね。
本当に「若い感性」はステキです。