2008年 09月 16日
医師は、病を治すという共通の目標を持つパートナー
Rolferという仕事をさせていただけることは、わたしにとって本当に幸せなことです。
1)Ida Rolf女史がRolfing自体を本当におどろくほど完成度の高い手技と哲学に
昇華してくださっていたこと。さらに、多くの後続する研究者(Rolfer)たちが
日々に具体的なイノベーションを繰り返し、伝達してくださること。
2)そして何よりも、Rolfingを希望されるクライアント(Rolfee)の皆様ご自身が、
「自己責任」に基づく力強い意志と明るく積極的な思考性を持っていてくださること!
このふたつがあるからこそ、Rolfingは常にRolfingとして存在し続ける事ができ、
クライアントさんとの幸福な時間を共有する事ができているのだと知っています。
本当にありがとうございます。
けれども、医療にはまだまだ多くの問題が日常に繰り返されているのですね。
Rolfingのクライアントの方々のように「健康」を自己責任として取り組んでいく気風を、
もっと多くの人々に広げていく事ができますように・・。
以下に関係記事を抜粋させていただきました。納得の内容です。
が、一点・・・・
>患者を安心させたり心穏やかにさせる「演技力」、
>誠心誠意患者のために尽くしている「フリ」を身につけていただきたいと切に願います。
筆者が「演技力」「フリ」という言葉を選ばれましたが、本来は「表現力」ではないでしょうか?
****************************
日経マネーデジタル 「医師にも求められる演技力?」2008年09月11日記事より抜粋
ある公立病院の医師は「私も私の周りの医師も、『ありがとう』と言われるより
『バカヤロー』と言われるほうがはるかに多いんですよ」と力ない表情でおっしゃいます。
何も答えられずに次の言葉を待っていると、「包み隠さず、丁寧にありのままをお話しすると、
重箱の隅をつつくように『それって医療ミスですよね』と攻め立ててきます。
まじめな医師ほど疲れ果てて辞めていくんです」。
(中略)
この医師の名誉のために言っておくと、決して人柄が悪いわけでも
技術に自信がないわけでもないようです。
その後の処置はきちんと上手にこなしてくれたそうです。
しかし、万一、結果が悪かった場合、「リスクの説明はしたし、医療は不確実なので
一定の確率でミスは起こります」と無表情で答えるのでしょうか。
単にコミュニケーションの取り方が上手ではないのか、冒頭の医師が言うように、
患者さんからの罵詈雑言にさらされているうちに、自分の心を守るために
そのような対応になってしまったのか、真実は分かりません。
ときどき「モンスターペイシェントなんて大げさに言うけれど、
そんな患者はごく僅かでしょ」との意見もあります。
しかし確率の問題ではなく、たとえ少数であろうと、執拗な、あるいは激烈なクレイマーの存在は医療従事者の心を冷やし、普段の医療活動に及ぼす影響は測り知れないものがあると
思われます。モンスターペイシェントの存在は医療現場を疲弊させ、
医師に向かう刃は医療崩壊という形で確実に私たち自身に向かってきます。
多くの医療者は、「患者さんの『ありがとう』の一言で救われて、
また頑張ろうという気になる」とおっしゃいます。
医療者と患者は対立関係ではなく、病を治すという共通の目標を持つパートナーです。
医療者も人間ですから、自分を敵対視する患者に対して誠心誠意対応することは
難しいでしょうし、患者自身の負の感情も病の治癒にはマイナスでしょう。
分別をわきまえて、賢く医療を受ける知恵を患者が身に付けることが、
自分の身を守る上でも大切なのは言うまでもありません。
それでもなお、まずはプロフェッショナルである医師が、コミュニケーション能力も
医療技術のうちと心得、患者を安心させたり心穏やかにさせる「演技力」、
誠心誠意患者のために尽くしている「フリ」を身につけていただきたいと切に願います。
患者は毎日患者の練習をするわけにはいきませんので。
生活設計塾クルー 内藤眞弓
「日経マネーDIGITAL」FP快刀乱麻より (c)日経ホーム出版社 日経マネー編集部
1)Ida Rolf女史がRolfing自体を本当におどろくほど完成度の高い手技と哲学に
昇華してくださっていたこと。さらに、多くの後続する研究者(Rolfer)たちが
日々に具体的なイノベーションを繰り返し、伝達してくださること。
2)そして何よりも、Rolfingを希望されるクライアント(Rolfee)の皆様ご自身が、
「自己責任」に基づく力強い意志と明るく積極的な思考性を持っていてくださること!
このふたつがあるからこそ、Rolfingは常にRolfingとして存在し続ける事ができ、
クライアントさんとの幸福な時間を共有する事ができているのだと知っています。
本当にありがとうございます。
けれども、医療にはまだまだ多くの問題が日常に繰り返されているのですね。
Rolfingのクライアントの方々のように「健康」を自己責任として取り組んでいく気風を、
もっと多くの人々に広げていく事ができますように・・。
以下に関係記事を抜粋させていただきました。納得の内容です。
が、一点・・・・
>患者を安心させたり心穏やかにさせる「演技力」、
>誠心誠意患者のために尽くしている「フリ」を身につけていただきたいと切に願います。
筆者が「演技力」「フリ」という言葉を選ばれましたが、本来は「表現力」ではないでしょうか?
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日経マネーデジタル 「医師にも求められる演技力?」2008年09月11日記事より抜粋
ある公立病院の医師は「私も私の周りの医師も、『ありがとう』と言われるより
『バカヤロー』と言われるほうがはるかに多いんですよ」と力ない表情でおっしゃいます。
何も答えられずに次の言葉を待っていると、「包み隠さず、丁寧にありのままをお話しすると、
重箱の隅をつつくように『それって医療ミスですよね』と攻め立ててきます。
まじめな医師ほど疲れ果てて辞めていくんです」。
(中略)
この医師の名誉のために言っておくと、決して人柄が悪いわけでも
技術に自信がないわけでもないようです。
その後の処置はきちんと上手にこなしてくれたそうです。
しかし、万一、結果が悪かった場合、「リスクの説明はしたし、医療は不確実なので
一定の確率でミスは起こります」と無表情で答えるのでしょうか。
単にコミュニケーションの取り方が上手ではないのか、冒頭の医師が言うように、
患者さんからの罵詈雑言にさらされているうちに、自分の心を守るために
そのような対応になってしまったのか、真実は分かりません。
ときどき「モンスターペイシェントなんて大げさに言うけれど、
そんな患者はごく僅かでしょ」との意見もあります。
しかし確率の問題ではなく、たとえ少数であろうと、執拗な、あるいは激烈なクレイマーの存在は医療従事者の心を冷やし、普段の医療活動に及ぼす影響は測り知れないものがあると
思われます。モンスターペイシェントの存在は医療現場を疲弊させ、
医師に向かう刃は医療崩壊という形で確実に私たち自身に向かってきます。
多くの医療者は、「患者さんの『ありがとう』の一言で救われて、
また頑張ろうという気になる」とおっしゃいます。
医療者と患者は対立関係ではなく、病を治すという共通の目標を持つパートナーです。
医療者も人間ですから、自分を敵対視する患者に対して誠心誠意対応することは
難しいでしょうし、患者自身の負の感情も病の治癒にはマイナスでしょう。
分別をわきまえて、賢く医療を受ける知恵を患者が身に付けることが、
自分の身を守る上でも大切なのは言うまでもありません。
それでもなお、まずはプロフェッショナルである医師が、コミュニケーション能力も
医療技術のうちと心得、患者を安心させたり心穏やかにさせる「演技力」、
誠心誠意患者のために尽くしている「フリ」を身につけていただきたいと切に願います。
患者は毎日患者の練習をするわけにはいきませんので。
生活設計塾クルー 内藤眞弓
「日経マネーDIGITAL」FP快刀乱麻より (c)日経ホーム出版社 日経マネー編集部
by rolferK
| 2008-09-16 11:04
| 健康関連