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詩・「子は親の鏡」~ドロシー・ロー・ノルト

原題は"Children Learn What They Live"。1954年に当時9歳と12歳のお子さんの
詩・「子は親の鏡」~ドロシー・ロー・ノルト_d0065364_221016.gif母だった Dorothy Law Nolte(ドロシー・ロー・ノルト)女史(教育家・心理学博士)が、書いたものだったそうです。

それが、世界中に紹介され、多くの方々の導きになったそうですが、一方では勝手な解釈によって 本来の内容と大きく変形してしまったものも多くあるそうです。

日本でも随分昔に「子は親の鏡」という邦題で翻訳され、広まっていたそうですが、残念なことに子育て中の私の手元には届いてきませんでした。
きっと、私が見て見ぬフリで すり抜けてしまっていたのかもしれませんね。

幸いなことに、ようやく私はこのステキな詩にめぐり合うことができました。

そして、フッと気づいたのですが・・・これって、私たちが「自分を育てるために、とっても有効」
だということです。もう少し限定すると、「自分の身体を健全に保つために有効である。」と
強く感じました。

特に、励ましてあげれば・・から、見つめてあげれば・・までは、Rolferがみなさんと一緒
にしていること そのまんまです・・・よね。

詩・「子は親の鏡」

けなされて育つと、子供は、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子供は、乱暴になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子供は、みじめな気持ちになる
子供を馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子供も人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子供は「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子供は、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子供は、明るい子に育つ
愛してあげれば、子供は、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子供は、自分が好きになる
見つめてあげれば、子供は、頑張りやになる

分かち合うことを教えれば、子供は、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子供は、正直であることの大切さを知る
子供に公平であれば、子供は、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子供は、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子供は、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子供は、この世の中はいいところだと思えるようになる
                            ドロシー・ロー・ノルト

本当にすぐに役立つ知恵がイッパイの素晴らしい言葉ばかりです。

そして印象に残ったのは、「50年代のアメリカでは、子供を厳しく叱ることが親の役目だと
思われていました。子育てで大切なのは、子供を導くことなのだと考える人はあまり
いなかったのです。」というドロシーさんの言葉でした。

私たち、現代人の社会・・特に大人の社会は、「叱ること」で鼓舞させ、成長させようとする
世界のように 私には感じられます。
体験したわけではありませんが、「軍隊式教育法」が、一般社会・・特に会社という組織のなかに、すっかり溶け込んでしまっているように感じられるのです。

ですから、正直成人して大人の世界に入っていけば、本当の意味で「誉めてもらう」などという
経験を いったいすることができるのかしら・・と思います。

本当は小さな成功の積み重ねの上にしか「目に見える成功」は築けないはずですが、誰も
小さな成功の一つ一つを丁寧に見つけて誉めてくれることなど、あるはずもない世界です。
そして、また「誉められたくてやってるんじゃない!」世界でもあります。

でも、もし、そんな自分でも「誉められたら・・」心から嬉しいに決まっています。
嬉しい・・というのは、本当に隠せない感情で、言葉にしなくても「身体」にあふれて現れます。
そして、その嬉しさは、絶対周りにも伝染してしまうものです。

だから、「嬉しい」自分がいることはきっと皆にとって「善」であるにちがいありません。

もしかしたら、Rolfeingって、「自分への誉め方」を練習することだったかもしれないわ・・と
真剣に今思っています。
       (ドロシー博士のお写真は、雑誌・クロワッサン669号から拝借いたしました)
by rolferK | 2005-09-27 02:41 | スピリチュアル

主婦からRolferとして人生再建して18年経過。からだのこと・・そして、マイペースに思いつくまま・・。


by rolferK
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