2005年 07月 08日
インストラクター と プラクティショナー
ときどき、私達を「せんせい」と呼んでくださる方がいらっしゃいますが、どうも私達には全く
似合いません。
ただ、あまりくどく否定するのもかえって失礼かと思えて、そのまま「せんせい」と呼ばれて
いることもありますが、苗字なり・名前なりで読んでいただくのが一番しっくりします。
Rolf研究所では、世界中に千数百人ほどいるRolferを指導できる立場としての「先生」が
Faculty(教員団)とよばれて30名ほどしかいません。そしてその先生方が、クラスをもたれ
るときに「インストラクター」という立場で呼ばれますが、個々のRolfingの仕事に戻られれば
世界中どんな経歴の方でも皆Rolferなのです。
注:Rolfer資格の上に、Advanced Rolfer と Rolf Movement Practitioner
があります。
英語の辞書でひいてみると、
Instructor・・教師(teacher)・大学等の講師
Practitioner・・一般的開業医・弁護士
となっていました。さすがに、私達は一般開業医でもなければ弁護士でもありません。
が、Rolf研究所がRolf Movement Practitionerとよんだのは、純粋にPractice練習
という意味合いで、「動きについての練習をつんだ者」といったところかしら・・と思います。
ですから、私達はけっして一段高いところから何かを与えるのではなくて、clientさんと
フィフティーの立場で協力者としてありたいと願っています。
そんなわけで、「せんせい」という音にはメッポウ不似合いなのです。
明日は、FacultyのメンバーのおひとりであるMichel Murphyに京都でお目にかかります。
今行われている東京でのUNIT(Rolfer養成のための研修)に来日されているのですが、
本当にFacultyの先生方は、技術は勿論、人格的にも豊かで幅広い個性的な方々ばかりで
もし日本にこんな先生方を集めた学校(一般的な)があったら、どんなに素晴らしい授業が
おこなわれるのだろう・・・と、想像しただけでもワクワクします。
でも、アメリカの研究所ではFacultyの先生であっても、皆名前で呼ばれていますから、
やっぱりRolferと「せんせい」は不似合いなんですね。
2005.07.08