2011年 04月 03日
各宗派本山に、鎮魂のための”法要”を願う ~東日本大震災で 忘れられていること~
冒頭、画面いっぱいの大津波のシーンから始まり、生き延びた女性ジャーナリストと
霊能者の青年、そして一卵性双生児の兄を交通事故で亡くした少年の3人が
「死後の世界」をとおして「生きる」ことへの希望を見出していく・・・静かな力強さを
強く感じた映画でした。
その直後に、今回の大震災があり、
スクリーンで見たばかりの光景が、現実のニュースとして伝わってきたとき、
何故か一番に心に浮かんだのは、
「失った愛する人を想う」人々の苦しみでした。
・・・安らかであるかどうか・・・?
ご遺族の方々は、本当はそれだけが一番の気がかりではないか・・と、そう思います。
平素、人が亡くなれば、それぞれのお宗派のお寺様に葬儀・法要を
営んでいただくことで、ご遺族の方々も悲しみを半減されておられることでしょうに、
今回は、あまりにも多くの方々が突然に亡くなられて
個々に葬儀・法要をすることもかなわないことは、
きっときっと、思いの残ることではないか・・と推察いたします。
素人のでしゃばる処ではないのですが、
それでもなにかの形で聞き届けていただけたら・・と、
ブログに書かせていただきます。
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今の政府が、行政が”慰霊”をされることを待っていては
亡くなられた方々は、お気の毒です。
全国の各ご宗派のご本山で、
東日本大震災で亡くなられた方々のための”鎮魂の法要”を
是非この桜のもとで(一日も早く!)執り行ってください。
今年のお寺の桜は、きっとそのために美しく咲いてくれるものと思います。
私達も”花のもと”に集って、お祈りをさせていただきたいと願っています。