2005年 08月 18日
弱い・・つもりだったんです。
弱くなる。
この先は、それなりの内容になるかと思われますので、苦手な方は以下に掲載したベランダ
の花をご覧いただいて、本日はお別れいたします。
出戸のセッションルームのベランダでガーデニングを始めて8年ほどになります。少しずつ大きくなった植物でベランダの床が抜けそう?なのがちょっと不安です。そういうわけで、皆様に来ていただけませんが、今年の春のバラをご覧ください。
花の美しさも勿論ですが、なにより花の「香り」が大好きです。それで、バラも香りのよいものを
育てるようになりました。日本は湿度が多くてバラを育てるのには苦労するということですが、その分 なんともよい「香り」が漂うのが嬉しいのです。もうすぐ、「夜香木」の花が開きます。9月の夜のセッションルームはすばらしい香りに満たされるはずです。
では、苦手な方はおいでにならないようですので、話しを続けます。
だいたい子供の頃から両親が苦労して商売をしているのを見てきたので、へんなところだけ
「節約の精神」がしみついているらしい。
Boulderに暮らしていたころを除けば、ほとんど外食というものをせずに暮らしてきた。
勿論Boulderでも、安くて旨い!店以外は近寄らなかったから、値段的には日本の外食に
はあたらないほど安い料金で外食をしてきた。(自慢)
このあたりのガイドはHP「ボルダー探検隊」に詳しくのっていますから、お楽しみください。
当然、学生時代のデイトなどというものも「安い」が「旨い」の代名詞であって、「高い」は「不味い」のであると決め付けてかかっていた。から、世の中がジュリアナだ・グルメだと煽っても
淡々とわが道を行っていた。
こんな調子だから、私は「胃も腸もすこぶる逞しい」と長年思い込んでいた。
ところが、長じて近年になってから急に「腸」の弱点を知るに至ったのである。
キッカケは老いた両親に招かれてお供をした会席料理をいただいた時からである。
熱海の海を眺望するしっとりとした部屋に両親・妹と同席したわけだが、どうも落ち着かない。
私には部屋といい、食事といい、高級すぎる感があるのだ。支払いは親がしてくださるわけ
だから、心配しなくてイイようなものなのだが、出てくる料理ごとにそればかりが気になって
とにかく落ち着かない。
両親や妹のように「楽しむ」ということができない・・らしい。
というわけで、案の定 その日のうちに「お腹」が悲鳴をあげた。
かなりキツイ!はっきりいって、食中毒?を疑ったほどだが(一応、食物学科専攻したので)
同席者の大半である老いた両親と妹は平常であるから、その疑いは消えた。
ということは、私の自家中毒症状であると考えるしかない。
その後、有難いことに年に1・2回ほど実家に行った折に同様のご招待をお受けして、当然の
ように同様の「下痢・腹痛」を経験することになった。
あまり因果関係を考えすぎると、変な条件反射になってしまうだろうと思うので考えないように
・・・と過ごしていたが、忘れた頃に旦那様の友人が久々の「悪友会」を夫婦同伴でするという
ので、有難く参加させていただいた。のが、決定打になった!らしい。
今まで経験したことのないような立派な料亭の一室に、仲居さんが数名もついてお世話を
してくださる・・。
もう、箸の上げ下ろしまでご覧いただいているような気持ちがいたしまして、帰宅を待たずに
お腹がギブアップした。
私には、「○○飯店・・」というあたりまでが限度なんじゃないかしら・・と、それ以来固く信じて
いた。
ところが、先日仕事で欠席させていただいた旦那様の代理と称して、料亭の席についた。
当然、美味しいご馳走が次々に供される。のだから、いつもの私なら「お腹」をこわして当然の
シチュエーションであった。
のにもかかわらず、体重が増えこそすれ、お腹はビクともしない。
正直、嬉しいよりも面食らった。どうして・・?
その答えが今日見つかったのだ。
私は紛れもなく「主婦でありオバタリアン」だったのです!(あたりまえですが・・)
法事といえば、事前に「お供え」と称して何がしか(お金ですが)を差し出しているんですね。
これは、食事代ではなくて 亡くなられた方のご供養のためのもののはずですが、それは
建前で、しっかり元をとろうとする意地汚い根性が 私の「腸」を復活させたわけです!
両親との会食の時は招待されて気が小さくなってましたし、旦那様の友人の時は旦那様の
懐具合を心配しておりました。
ところが、今回はすでに出してしまった「お供え」ですから、気が大きい!!
ましてや、持ち帰り禁止令まで出ているから 「食べなきゃ、損!」の精神で終始いたので
しょう。
なんてこったい!・・と思いますが、これは認めざるをえない事実のようです。
でね、お伝えしたかったのは「かように、人間の肉体は精神的作用を受けているんですね。」
というお話しでございました。
2005.08.18