2005年 11月 24日
長い髪のレイ
の長い髪をひとつに束ねている」男性がいました。
彼はアメリカの「ネイティブ」であるインディアンの女性と恋をして、私たちのクラスの始まる、
ほんの3週間ほど前に結婚式をあげたばかりの新婚さんでした。
英会話となると、お手上げ状態の私には彼の「大恋愛物語」を全て聞き取ることはできません
でしたが、彼がどれほど奥様を愛し、奥様を育んできた「アメリカ・インディアンの心」を大切に
しているか・・・ということは、十分に感じ取ることが出来ました。
どうしてそうした話題になったのかは覚えていませんが、ある日レイの長く美しい金髪に話が
いきました。彼は、その束ねられた金髪の端を少しいとおしそうに撫でながら こんなふうに
説明してくれました。
アメリカのインディアンの男は 皆髪を長くのばすんだ。そして、悲しみでその髪を切るんだ。僕は今とても幸せ。だから、僕の髪もとても長い。今は奥さんと離れて暮らしているから寂しいけれど、週末には会えるのだからOK。きっと僕の髪はいつまでも長いままだよ。クラスのある間毎週末、レイは奥様の待つ「我が家」にはりきってドライブしていくのです。
そろそろBoulderも冬支度を始めているでしょう。もしかしたら、レイのところには混血の
可愛い赤ちゃんがいるかもしれないな・・・・と、楽しい想像をしています。