2006年 06月 05日
映画「ダ・ヴィンチ・コード」 と 「V・フォー・ヴェンデッタ」
・・・ともう一本、見逃した映画「エミリー・ローズ」。
キリスト教西洋圏で始まった、目には見えない天上界のご計画やいかばかり・・・?と、考えました。
少なくとも、私はイエス様もマリア様も心から尊敬していますし、子供の頃には真剣に将来の夢をシスターへの憧れでイッパイにしていたのですから、けして野次馬根性で申し上げるつもりはありません。
語り始めると、イエスを信じる心優しい多くの方々を傷つける事にもなるのではないかしら・・と思うほどに、多くの疑問や問題点が感じられて、だからかえって何も書けなくなります。
いつも思うのですが、ミステリー、SF、ファンタジーというジャンルの映画の中には作品自体がインスピレーションの「コード」である事が多い気がします。
一昔前の専制国家や宗教国家なら、その一作で逮捕か処刑になってもおかしくないほどの
極秘情報・新情報が、『創作』というオブラートに包まれる事で世の中に放出されているように感じる事が多くあります。
ただ、今回の「ダ・ヴィンチ・コード」をそのまま受け入れてしまうとき、もしかしたら
「ダ・ヴィンチ・コード」によって解放しようとしていた「肉体」への執着の過ちを、もう一度繰り返してしまいそうに思えました。
釈尊のいうように、肉体は大切な霊性の乗り舟なのですから・・・。
できれば、映画の中でイアン・マッケラン扮するサー・リー・ティービングが語った
それで、キリストの神性は失われるのか・・・?
という問いに、世界中の人がNO!!と答えてくださる事を期待しています。