2005年 06月 08日
当たり前のこと
仕事がらみの来阪だから、そうたっぷりと時間に余裕があるわけではないが、それでも
せっかくだからと時間を作って、遅い夕飯を一緒に楽しんでくれた。
BoulderのRolf研究所に通っている頃、彼女もPILATESのインストラクターを目指して
Boulderで頑張っていた。
「同じ釜の飯」を食べていたわけではないが、お互いがお互いの存在を励みに思いあい
ながら今も東京と大阪の地でがんばっていることを、どこかしら誇りに思っている。
早朝からのハードスケジュールで疲れた体に、ちょうどいいくらいのアルコールでほんのりと
頬を染めて、トレードマークの大きな目をさらに大きくしながら「リツコ、ど~思う?」と
熱く語る彼女が好きだ。
Rolfingと PILATESという「違うもの」をとおして、結局私たちがたどりつくのは、
「人間は心と体をきりはなすことはできないよ!」「部分で見るなんて不可能だよ!」という
いとも「当たり前」のところで、深く共感しあうのだ。
その「当たり前」のことが、まだまだ差別視される環境のなかで、彼女も自分のスタイルを
貫くために、明日からまた東京のスタジオでガンバルはずだ。
そんな友人をもっていることが、また勇気を与えてくれる。
「色心不二」。 当たり前のこと。
2005.06.07